2014年12月20日土曜日

アメリカの司法試験科目に変化?

3年間のJDコースのロースクールを卒業して、この夏にニューヨーク州の司法試験を受験したアソシエイトが試験に落ちてしまったようで、クリスマスから無給休暇をとって来年2月の試験に備えることにしたと話していた。
JDコースを出ていて司法試験に不合格というのは少数派なので、彼が落胆しているのも無理はないが、落胆する理由はそれだけではないようだ。
全州共通の択一試験があるのだが、その試験科目に変化があり、今まで科目でなかった民事訴訟法が択一試験の科目に加わるようだ。

全州共通の択一試験は午前の3時間で100問、午後の3時間で100問、合計200問の問題を解く試験である。州によっては足切り点を設定しているところもあるが、約75パーセントくらい正解すれば、足切りされることはないといってよいだろう。
英語がネイティブでないと、3時間で100問解き終わること自体が難しい。

今までなかった科目が加わったので、どのような問題が出るかも分からないし、問題集なども充実したものはないだろう。7月の試験に不合格になった人がいつも以上に落胆するのも納得できる。