2015年10月14日水曜日

借金なしで、大学を卒業するには?

アメリカの大学の学費は、他の物価と比較して考えられないほど高騰している。

子供が生まれたら、生まれたその日から大学に入学するまで毎月毎月450ドル(1ドル120円で計算して5万4000円)ずつ蓄えないと、借金なしで子供が大学に行くことはできないそうだ。月5万4千円である。子供が二人いたら月10万8千円になる。
450ドルというのは、現在の学費に基づく計算であり、もし、学費がこれ以上に高騰したら、月々450ドルでも足りないかもしれない。

また、近い将来、大学に入学する人の10人中7人が学生ローンで苦しむという予想もされているらしい。


学費は、教育のためのコストとは関係ないビジネスの観点から決められていることも多いようだ。
同僚とアメフトの話をしていた際、「〇〇大学は、アメフトが強くなって大学に人気が出たから、最近学費をかなり上げたみたいだよ。」というので、人気が出ると学費が上がるのかと聞いてみると「需要と供給だよ。需要が高くなれば、学費をあげても学生は入学するんだよ。」

日本人の感覚からすれば、理解に苦しむ。


教育は、将来のチャンスをつかむための大事な基礎である。
しかし、その教育を受けるための学費が高騰して、大学を出るころには借金漬けになる学生が多い。

日本は、そんなアメリカを追いかけているように見えるが、将来は大丈夫なのだろうか。

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