2014年11月14日金曜日

ロースクールに行く人はギャンブラーが多いのか?

アメリカで古くから皆に親しまれているJeopardyというクイズ番組がある。Jeopardyがどのような番組であるかはあまり関係ないので割愛するが、3人の挑戦者が質問に答えながらチャンピオンの座を狙うというものである。番組では単に質問に答えるだけでなく、一発逆転のチャンスなどもあちこちで用意されている。
たまたま見ていたJeopardyの3人の挑戦者のうちの一人がロースクールの学生だと紹介されていた。彼の戦い方が、あまりにもギャンブラーだった。自分で掛け金を決められて、自分だけが答えられるというチャンスが回ってきた。何度もJeopardyを見ているが、自分が持っている金額以上を掛け金にしていた挑戦者はいなかった。しかし、彼は自分が持っている以上の金額を掛け金にして、さらに間違えてマイナスになった。彼はマイナスになる前に同じようなチャンスが回ってきたときに全額かけて、ゼロになった後、少し回復して掛け金を得たばかりだった。彼のプレーの仕方はなんと言ってもギャンブラーで、結局最後の問題に答えるための掛け金がなく、マイナスで終わってしまった。長い間Jeopardyを見ているがそんな人を見たことはなかった。


やっぱり、学費だけでも1500万円もするロースクールに行く気になるのは、ギャンブラー精神を持った人なのかもしれないなあと感じた。1000万円を超える借金を返せるような職につけない危険性が非常に高いにも関わらず、毎年億単位で稼げる極々僅かな可能性にかけて、ロースクールへの入学を決められるギャンブラー精神が必要なんだろう。